2023/07/08
毛嚢炎とは、毛穴の奥に炎症が起こっている状態のことです。見た目はニキビと似ていますが、ニキビ専用の市販薬では毛嚢炎に対する効果が期待できません。まずは、毛嚢炎が起こりやすい部位やできてしまう原因を知って、正しい方法で対策しましょう。
今回は、毛嚢炎が引き起こされる原因や、市販品を使っても治らない場合の対処法を解説していきます。「脱毛後に毛嚢炎ができてしまったときはどうしたらいい?」「毛嚢炎の炎症がおさまらない」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
毛嚢炎とは
毛穴の奥に炎症が起こっている状態のことを毛嚢炎と呼びます。これは赤く膿を含んだ皮膚の盛り上がりができるのが特徴で、場合によっては軽いかゆみや痛みを感じることも少なくありません。
毛嚢炎は、肌の表面が傷つくことによってバリア機能が低下し、毛穴にブドウ球菌などの細菌が侵入するために起こるといわれています。見た目はニキビと似ていますが、アクネ菌が原因で引き起こされるニキビとは発生のメカニズムが異なるため、ニキビ用の市販薬では効果を得られません。
また毛嚢炎は、毛穴のある部位にならどこにでも発生する可能性がありますが、蒸れやすい陰部や頭皮、外部からの刺激にさらされる顔などにできやすいといわれています。
脱毛後に毛嚢炎が発生する理由
毛嚢炎は、脱毛サロンや医療脱毛クリニックなどで脱毛をした後に発生する可能性があります。では、なぜ脱毛後に毛嚢炎が発生するのでしょうか?
理由は、脱毛後の肌が非常にデリケートな状態にあるためです。レーザーや光を当てた肌は乾燥しやすく、炎症を起こしやすい状態にあります。ブドウ球菌などの細菌が侵入しやすい環境が整うことで、脱毛後には毛嚢炎になりやすいといわれているのです。
市販薬を使うときの注意点
ドラッグストアなどでは、毛嚢炎による炎症を抑えるための市販薬が売られています。市販薬を使うときには、下記の点に注意しましょう。
<市販薬を使うときの注意点>
- 用法用量を守る
- 症状が改善しない場合は、医療機関を受診する
用法用量を守る
毛嚢炎を早く治したいからといって、クリーム剤などを1日に何度も塗るのは止めましょう。正しい回数で塗らないと、かえって炎症が長引くおそれがあります。
市販薬の外箱などには1日のどのくらいの量を塗布するべきなのか注意書きが記載してありますので、まずはよく目を通してください。どのような薬でも、用法用量を守り正しく使いましょう。
症状が改善しない場合は、医療機関を受診する
市販薬を正しく使っても、1週間以上症状が改善しない場合には、医療機関を受診してください。化膿が広がると、完治までに時間がかかってしまうため、ダラダラと市販薬を使い続けることは控えましょう。
脱毛後の毛嚢炎を予防する方法
脱毛後には毛嚢炎ができやすい傾向にありますが、正しいケア方法によって予防可能です。
<脱毛後の毛嚢炎を予防する方法>
- 肌を清潔に保つ
- ムダ毛の処理方法に注意する
肌を清潔に保つ
細菌の侵入を防ぐため、脱毛後は肌を清潔に保ちましょう。表面的には問題ないように見えても、皮膚はダメージを負っているものです。刺激の強いボディソープや洗顔料の使用は控え、皮膚が汚れたらすぐに拭き取るなどきれいな状態をキープすることで、毛嚢炎による炎症を防止できるでしょう。
ムダ毛の処理方法に注意する
脱毛方法によっては、脱毛効果を発揮するまでに2週間~1ヶ月程度かかることがあります。その間にムダ毛を自己処理する場合には、毛抜きやカミソリではなく電気シェーバーを使用しましょう。
毛抜きでムダ毛を無理やり引き抜くと毛穴が傷つき、細菌が侵入しやすくなります。カミソリも同じく肌を傷つけるおそれがあるため、毛嚢炎のリスクが高まるでしょう。
電気シェーバーなら肌に直接刃が触れないため、肌への負担を抑えられます。お手入れを行う際には、肌負担の少ない電気シェーバーを用いましょう。
まとめ
今回は、毛嚢炎が引き起こされる原因や、市販品を使っても治らない場合の対処法について解説しました。毛嚢炎は、肌のバリア機能低下によって引き起こされます。まずは毛嚢炎を引き起こさないよう皮膚を清潔に保ち、できてしまった毛嚢炎に対して市販薬を使う場合には用法用量を守るようにしてください。
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